しみず敬老会!
@市原デイ 2013年10月05日


去る9月27日(金)、雲ひとつない素晴らしい秋空のもと、デイサービスしみず敬老会を開催させて頂きました。

 

当事業所の出発が医療法人の診療所として県内で初めて通所サービス事業(当時は医療保険でのデイケア)を行ったことから、長いお付き合いの方も多くいらっしゃいます。

 

 

又、当事業所の敬老会では恒例として、90歳以上の方の表彰(?)と、何故かなぜか『二人羽織』を行うならわしがあります。敬老のお祝いと二人羽織とは全く関係がないと思うのですが、大体毎年行っています。

 

今回は、ミニシュークリーム10個のうち、3つをクリームではなく『ワサビ』に替えたミニシューワサビを二人羽織で食するというものになっています(別に、二人羽織で行う意味があるのか、ないのか・・・)。この企画を担当したのが、Hさん。今年、介護福祉士資格を取得した経験5年の中堅さんです。

 

 

会はつつがなく進行し、ボランティアさんのフォークギターでの弾き語り、90歳以上の方の表彰(今回は5名の方が皆様前へ出て、職員お手製のペンダントを受け取って頂けました。おめでとうございます。)、そして利用者様からお祝いの民謡・詩吟を披露して頂き、いよいよ職員の出し物が始まりました。

 

先ず、餌食もとい選出されたのは、生活相談員のT君。ルールでは3つのミニシュークリームを食べて大丈夫なら「この人、持っているヮ!メデタシ、メデタシ!」となる予定。

 

1つ目はクリア。美味しそうに頬張るT君。2つ目、「キター(涙)!」ということで大当たり。「水、水!!」と要求するT君。3つ食すというルールから、さすがに3つ目は食べられないと思い、ミニシュークリームを2つに割ってあげて中のクリーム(ワサビ?)を二人羽織の羽織担当が手に取り、顔の際・目尻・小鼻の横に、まるで保湿クリームを顔に塗るかのごとくまんべんなく丁寧に・入念にしみこませてあげました。T君の顔色はとても血色良く、週末の疲れを微塵も感じないほどに清々しくなりました。

 

毎回思うのですが、こんな品のない人の不幸を見て笑うなんて、このお祝いの席で何て無礼ではしたないと感じるのですが、利用者様は苦笑されたり大笑いされたりするんですヨ。

 

 

そして2人目の犠牲者(・・・×)として選出されたのは、センター長。これは流れ的に3つ美味しいシュークリームを召し上がって頂き、「持ってるね、さすがセンター長!!」という展開で終わる予定でした。1つ目、OK。2つ目、アレッ?シュークリームに刃物できれいに人工的に割った跡があり、中から抹茶状のものが・・・。「何だ、抹茶味もあったのか」と安心し3つ目を頬張った次の瞬間、センター長は口を押さえ「水!水!水!」と。その後は、阿鼻叫喚(あびきょうかん)!ご想像にお任せします。

 

 

ちなみに、センター長の羽織を行ったのは、今回の企画を担当したHさん。シュークリームにワサビを仕込んだのもHさん。率先してセンター長の羽織をつとめたのもHさん。無論、後ろにいる羽織担当は前が見えないはずなのに・・・。秋のミステリー・・・。

 

 

PS①:皆さん、健康で上寿(100歳)を目指して下さい。内閣総理大臣から祝い状と銀杯が頂けるようです。

 

PS②:センター長は、3つのうち2つ当りを口にしましたが、最初に口にした時は必死にガマンしていたそうです。ただ、2つ目でガマンの限界を超えたみたいで・・・。センター長は、あまり「持って」おらず、ワサビの好きなガマン強い方ということがわかりました。

 

PS③:シュークリーム(ワサビ)を食べた2人、体張っていますネ。お疲れ様です。お陰で、皆さん、とても楽しんで頂けました。 【人の(軽い)不幸は蜜の味】、おあとがよろしいようで。

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