死生観とは?自分らしい最期を迎えるために考えておきたい3つのこと


健康な暮らしを送っていると、死と向き合う機会が少なく、「どのような最期を迎えたいか」といわれても、あまりピンと来ないのではないでしょうか。
介護では、いざというときに困らないように、介護される本人がどのような最期を希望しているのか、介護する家族も知っておく必要があります。
また、死と向き合うとやり残したことが思い浮かび、人生の新たな目標を見出せる場合もあるでしょう。
自分らしい最期を迎えたいなら、元気なうちに死生観を持っておくことが大切です。
今回は死生観の意味をはじめ、自分らしい最期を迎えるために考えておきたい3つのことをご紹介します。

 

【目次】
1. 死生観とは
2. 死ぬ前に考えておきたいこと1:最期を迎える場所
3. 死ぬ前に考えておきたいこと2:尊厳死について
4. 死ぬ前に考えておきたいこと3:死ぬ前にやりたいこと
5. 死生観を持つことは残りの人生を前向きに生きるための一歩

 

死生観とは

死生観とはどのようなものなのでしょうか。まずは定義と死生観を持つメリットをお伝えします。

 

●死生観の定義
死生観とは、生きることと死ぬことに対する考え方、または判断や行動の基盤となる生死に関する考えのことです。
誰にでも死は訪れるものですが、死後の世界は未知の世界でもあります。そのため、人の死に対する考え方や価値観などは個人で異なります。
死について考えるきっかけも人それぞれです。例えば身近な人が亡くなったり、事故や病気で生死をさまようような体験をしたりして、死について考えることもあるでしょう。

 

海外の場合は、死生観について宗教から影響を受ける人が多く見られます。キリスト教や仏教など何かしらの宗教を信仰している人が多く、宗教では死や死後の世界について教えが説かれているからです。
信教の自由がある日本では特定の宗教を信仰しない「無宗教」の人も多く、ほとんどの人が死生観に宗教の影響を受けにくいといえます。

 

かつての日本には、死をタブー視するような考え方がありました。
しかし、近年では、自分の死に備えて活動する「終活(しゅうかつ)」を行う人も多く見られます。
「人生の終わりをどのような形で迎えたいか」について考え、準備することは、決して後ろ向きな行動ではなく、「今をどう生きるか」につながる前向きな行動として捉えられつつあるのでしょう。

 

●死生観を持つメリット
死生観を持つと、自分や家族の「死」と向き合えます。
また、死に対する漠然とした不安や恐怖心が軽減され、残りの時間を充実させることができるでしょう。
死について考えて準備をしておくと、自分にとってより良い最期を迎えられるほか、残される家族を困らせないというのも、死生観を持つメリットです。

死ぬ前に考えておきたいこと1:最期を迎える場所

死生観を持つにあたって、考えておきたいのは「どこで最期を迎えるか」です。
ここでは、病院をはじめとする4つの場所について解説します。

 

●病院
医師や看護師など、医療の専門家がいるため、状態が急変した場合などでも対処してもらえる安心感があります。
デメリットとしては、家族が常にそばにいられるとは限らないため、家族に看取ってもらえない可能性があることです。

 

●介護施設
看取り介護を行っている介護施設では、最期を迎えることができます。
日常生活のサポートやケアを受けられて、最期をどのように迎えるかは本人と家族の意思が尊重されます。
ほかの利用者とコミュニケーションを取れるので孤独を感じにくい一方で、自宅のようには自由が利かないというデメリットも挙げられます。

 

●自宅
自宅の場合は、住み慣れた場所で自由に暮らせる安心感があります。家族に見守られながら最期を迎えることができます。
半面、病院や介護施設のように24時間体制でスタッフがついているわけではないため、介護する家族には負担がかかるでしょう。

 

●ホスピス
積極的に治療を行うのが難しい病状にある人に対して、身体的・精神的苦痛をできるだけ取り除くためのケアを行う施設です。
延命するための治療を受けることはできませんが、痛みなどを緩和してもらい、自分らしく最期の日々を送れます。
状態が良ければ、自宅に外泊することも可能です。
ただし、ほとんどの施設が受け入れられる人をがん(悪性腫瘍)またはエイズ(後天性免疫不全症候群)患者で末期状態の人のみに限定しています。

 

死ぬ前に考えておきたいこと2:尊厳死について

不治の病にかかり、末期の状態であることがわかった場合に、延命治療を続けるかどうかは、本人・家族の両方にとって大切です。「尊厳死」についても考えておきましょう。

 

●尊厳死とは
延命治療を行わず、人間としての尊厳を守りながら最期を迎えることを尊厳死と言います。
「一般財団法人 日本尊厳死協会」では、「不治で末期に至った患者が、本人の意思に基づいて、死期を単に引き延ばすためだけの延命措置を断わり、自然の経過のまま受け入れる死のこと」としています。

 

●本人の意向を家族が知っておくことが重要
尊厳死を希望するかどうか、家族にジャッジが委ねられる場合もあるでしょう。
最期のときが近付いてくると、本人の意思に反して延命治療を希望する家族もいます。
もし「不治の病で末期の状態である」ことなどがわかった場合に、どうしたいのか、あらかじめ本人の意向を確認しておくことが大切です。

 

●海外で認められている「安楽死」とは
医師をはじめとする第三者によって、薬物投与などで積極的に死期を早めるのが安楽死です。
本人の意思に基づくこと、患者自身が不治で末期の状態にあることは尊厳死と同じですが、日本では安楽死が認められていません。
海外では、スイスやオランダ、ベルギー、ルクセンブルク、アメリカの一部の州などで安楽死が認められています。

 

死ぬ前に考えておきたいこと3:死ぬ前にやりたいこと

エンディングについて考えたら、死ぬまでにやっておきたいことも考えましょう。
死ぬ前にやりたいことを決める、3つの手順をご紹介します。

 

●手順1:これまでの人生を振り返る
自分が生きてきたこれまでの人生を振り返り、記憶と向き合ってみましょう。
これまでに起こった一つ一つの体験を振り返ることによって、新たな欲求が湧いたり、思わぬ発見をしたりするかもしれません。

 

●手順2:「やり残したこと」を考える
長い人生を振り返ってみると、例えば「幼少期に祖父母とよく一緒に行った洋食店へ行きたい」「しばらく会っていない学生時代の旧友たちと再会したい」「新婚旅行の場所をもう一度訪れたい」など、「やりたいこと」「やり残したこと」が浮かんでくるでしょう。
やり残したことが浮かんできたら、まずはリスト化してみてください。
それを「すぐに実現できるもの」と「すぐに実現できそうにないもの」に分類していきます。

 

●手順3:残りの日々の過ごし方を決める
やり残したことリストの中でも、「すぐに実現できるもの」から実行していきましょう。
人生は限られていますので、死ぬ前にやりたいことの優先順位を決めておくことも大切です。
「すぐに実現できるもの」から実行していけば、後悔を少しでもなくして最期を迎えられるでしょう。

死生観を持つことは残りの人生を前向きに生きるための一歩

死生観は個人の環境や価値観によって異なるので、正解がありません。また、必ず持たなければいけないものでもありません。
しかし、「最期をどのように迎えたいか」を考えておくと、やり残したことが明確になるほか、自分が希望する最期を家族に伝えることができます。
死と向き合い、死を受け入れると、人生を前向きに捉えて自分らしく生きられるようになるでしょう。
「後悔を少しでも減らしたい」「家族に心配や迷惑をかけたくない」と考えているのであれば、自分の最期と向き合ってみてはいかがでしょうか。

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