遺品整理の時期と方法|故人の私物と生前の思い出をいつまでも大切に


親族や身内が亡くなり、故人の遺品整理をする機会は、一生のうちでもそれほど多くありません。そのため、いざ自分がやることになったら、ほとんどの人はどうすれば良いかわからず、困ってしまうでしょう。
今回は、遺品整理の方法を知りたい人に向けて、遺品整理に適切な時期やプロに頼むメリットとデメリット、遺品整理の注意点などを詳しくご紹介します。
 
 
【目次】
1.遺品整理とは
2.遺品整理の時期
3.遺品整理の方法
4.遺品整理の注意点
5.遺品整理の時期や方法は人それぞれ
 
 

遺品整理とは

遺品整理とは、親族や身内が亡くなったとき、その人が生前に使っていたものを整理することです。
 
●遺品とは
遺品とは、故人の身の回りのものや日常的に使っていたもの、家族のために残した遺産など、その人にゆかりのある全てのものを指します。
 
●遺品整理の意味合い
故人の私物を整理すると、その人が生きていた証となるものとあらためて向き合うことになるため、残された人たちは再び悲しみや寂しさに包まれてしまうことになります。
しかし、遺品をそのままの状態で残しておくと、見るたびに故人の思い出がよみがえり、心が重くなってしまうこともあるでしょう。
遺品を整理している間は、ほんの一時の寂しさを感じるでしょうが、故人の私物を丁寧に仕分け、片付けていくことで、気持ちの整理につながります。
 
故人との思い出や記憶の架け橋となる大切な遺品の整理は、本来であればじっくりと時間をかけて行いたいものです。しかし、故人が賃貸マンションやアパートを借りていた場合は、すみやかに部屋を明け渡す必要があるため、早い段階で遺品整理を始める必要があります。
 
●遺品の仕分け方
【貴重品】
この場合の「貴重品」とは、金品だけに限らず、故人に関する重要書類や所有していた不動産の権利・情報を指します。
 
貴重品といわれる主なものは、次のとおりです。
 
・銀行の通帳
・クレジットカードやキャッシュカード
・印鑑
・健康保険証
・マイナンバーカード
・パスポート
・年金手帳
・公共料金等の請求書や領収書
・有価証券
・契約書類
・不動産などの権利関係書類
・価値の高い物(貴金属や宝石、美術品など)
など
 
これらの貴重品を整理するには、法的な手続きが必要です。また、期日が設けられていることがあるため、必ず優先的に処理するようにしましょう。
 
【形見(思い出の品)】
形見とは、故人が残したものの中でも、特にその人が愛用していたものや、思い出の品のことです。貴重品とは異なるものの、故人との思い出を忘れないための大切な品です。
 
【再利用できるもの】
家電製品や衣類、新聞など、そのまま、あるいは素材を再利用できるものがあれば、保管しておくかリサイクル業者に引き取ってもらいましょう。中にはリサイクルせずにとっておいたほうがいいものもありますので、注意して整理することが大切です。
 
【廃棄するもの】
故人の残したものを破棄するのは勇気のいることですが、不要だと感じたものは思い切って捨てましょう。あれもこれも残しておくと、後から収拾がつかなくなる可能性があります。明らかなゴミや今後使いそうにないものは、潔く捨てることも必要です。
 
生前の写真やアルバム、日記など、かさばるけれど捨てるのをためらうようなものは、データにして残すという方法もあります。
コンパクトにしまえるデータ保存にすれば、故人との多くの思い出を捨てることなく、長い間きれいな状態で残しておけるでしょう。
 

遺品整理の時期

遺品整理をするタイミングも迷うところです。適切な時期はいつでしょうか。
 
●遺品整理の時期に「正解」はない
遺品整理の時期に関して具体的な日数などは決められていないため、「これが正解」というものはありません。
法事の準備などがある程度落ち着き、時間に都合がつくタイミングで整理を始めましょう。
 
●物によって整理の時期は異なる
法的な手続きが必要なものや相続税がかかるものは、早めの対処が必要です。
中には、手続きの期日が決められているものもあるため、事前に調べておくと、焦らずスムーズに進められます。
優先的に対処しなければならないものを先に処理し、思い出が詰まっているものは時間をかけてじっくり片付けるなど、ものによって整理の時期を分けるのもおすすめです。
 
●遺品整理の時期の目安
おおまかな目安としては、区切りの良い四十九日や百日法要の後や、親族が一同に集まる一周忌などのタイミングが好ましいでしょう。
親族がいないときに一人で遺品整理を始めてしまうのは、トラブルのもとです。
遺品整理は、親族(相続人)が揃って、話し合いながら行ってください。
 
また、故人が賃貸物件に住んでいた場合は、家賃や部屋の明け渡しの関係から、多少急がなければならないこともありますので、管理会社や大家さんに確認してみましょう。
 
悲しみがある程度癒え、自身の気持ちが落ち着いてからゆっくりと遺品整理を行うという方法もあります。

 

遺品整理の方法

遺品整理には主に、自分たちで行う方法とプロに依頼する方法の二つがあります。自分たちで行う場合とプロに依頼する場合の、それぞれのメリット・デメリットをお伝えします。
 
●自分たちで行う
故人の遺品を、親族のみで整理するパターンです。遺品の仕分けから各種手続きまでをすべて自分たちで行います。
 
メリットとしては、故人の残したものを丁寧に仕分けできることや、費用が抑えられることなどが挙げられます。
反対に、多くの時間と手間を要する点がデメリットです。
また、気持ちの整理がついていない状態で行った場合、さらに悲しみが深まってしまうというデリケートな問題もあります。
 
●プロに依頼する
遺品整理のもう一つの方法は、遺品の仕分けから各種手続きまでをプロに依頼することです。
 
遺品整理士という資格を持つ、経験豊富な専門家に頼むことで、安心して任せられるというメリットがあります。
自身の体が不自由で遺品整理ができないというときの頼りにもなります。
 
デメリットとしては、「費用がかかる」「第三者が介入することで相続関係にトラブルが発生する可能性がある」などが挙げられます。
依頼する会社によっては、遺品をぞんざいに扱ったり、大切なものを間違えて処分されてしまったりするおそれもあるため、信頼できる会社選びと意思疎通が重要です。
 
プロの手を借りようと思っても、料金やサービス内容が会社によってバラバラなので、迷ってしまうかもしれません。故人の残したものを適切に処理してもらえるよう、対応が親切で自分たちの要求に精いっぱい応えようとしてくれるような会社を選びましょう。
 

遺品整理の注意点

遺品整理を自分たちで行う場合も、プロに頼む場合も、気をつけなければならない注意点があります。
 
●親族とのトラブル
相続人が複数いる場合、一人で遺品整理を行うと、金品の配分などをめぐってトラブルにつながりかねません。遺品整理は、自己判断ではなく必ず相続人全員で一緒に行ってください。
 
●手続き書類の早めの準備
手続きが必要な書類の中には、期日が設けられているものもあります。特に貴重品の整理は、早いうちに片付けるほうが良いでしょう。
 
●処分に迷うものは一旦保留
遺品を整理している途中で処分の方法に迷うものが出てきたら、一旦保留にしておくことをおすすめします。故人が亡くなって間もないうちに遺品整理を行わなければならない場合、悲しみが大きく冷静な判断力が欠けていることがあるからです。
時間を置き、気持ちが落ち着いてからあらためて判断すると、「あのとき捨てなければよかった」と後悔することもなくなるでしょう。

 

遺品整理の時期や方法は人それぞれ

法事や各種手続きなどで、故人の死をゆっくり悲しむ暇もない上に、遺品整理までしなければならないと思うと、気持ちが重くなってしまう人もいるでしょう。しかし、遺品整理は親族や身内が亡くなったらすぐに取り掛からなければならないと決まっているわけではなく、始めるタイミングや整理の方法は人それぞれです。無理に整理を開始するのではなく、自分にとって適切な時期を見極めてから取り掛かると良いでしょう。
ただし、一つ大切なことは、自己判断で行ってはいけないという点です。必ず親族と話し合いながら進めてください。
トラブルを招くことなく、故人の残したものを一つひとつ丁寧に整理していくことで、悲しみも徐々に落ち着いていくでしょう。

(注)本記事の内容は、公的機関の掲出物ではありません。記事掲載日時点の情報に基づき作成しておりますが、最新の情報を保証するものではございません。

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