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ユニット型特養とは?従来型の特養との違いとメリット・デメリット

ご家族を入居させる介護施設として、なるべく快適で過ごしやすい環境を選びたいと考えるのは自然なことです。さまざまな介護施設の選択肢があるため、それぞれの特徴を把握した上で慎重に選ぶことをおすすめします。

近年になり注目されてきているのが、「ユニット型特養」「ユニットケア」といったスタイルの介護です。条件に該当する老人の方が入居できる特定養護老人ホーム(特養)の中でも、手厚いケアが期待できるユニット型特養。こちらでは、このユニット型特養の概要やメリット・デメリットについてお話しします。

ユニット型特養イメージ1

ユニット型特養の基礎知識

快適性やプライバシーなど、従来の介護用福祉施設の問題をクリアする施設として注目されているユニット型特養。以下では、このユニット型特養の基礎知識についてお話しします。

ユニット型特養とは?

ユニット型特養とは、10人以下の少人数グループを生活単位(ユニット)として区分けした特別養護老人ホームのことです。特別養護老人ホーム(特養)とは、介護を必要とする高齢者が、介護サービスを受けながら暮らせる公的施設を指します。原則として65歳以上の高齢者であり、要介護3以上の認定を受けていることが特養の入居条件です。介護老人保健施設(老健)と並び、家族の老後の健康管理を依頼できる施設として利用されています。

比較的新しいスタイルの特養であり、新型特養と呼ばれることがあります。居室は1人が入居する個室、もしくは少人数が入居する準個室で、すべての居室と隣接するように、共有のリビングスペース(共同生活室)が配置されるのが特徴です。プライバシーの確保と、入所者同士の交流のしやすさのバランスが良く、評価されています。従来型特養の個室は廊下を挟んでいて共有スペースが近くにないため、入居者同士の交流が生まれにくい点や、相部屋(多床室)の場合も多く、プライバシーを確保しにくい点が問題視されていました。ユニット型特養は、こうした問題を回避できる施設として、人気が高まっています。

ユニット型特養の目的

ユニット型特養は、ユニットケアと呼ばれる介護手法の実現を目的としています。各入居者の個性や生活リズムに合わせて生活をサポートすることが、ユニットケアの内容です。ユニット単位に固定で配置された介護スタッフがサポートを担当します。入居者が大人数で集団生活を送る従来型特養と比べて、在宅に近い環境が整えられているため、入居者にとって過ごしやすい空間を維持できます。

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ユニット型特養のメリット・デメリット

ユニット型特養にはどのような特徴があるのでしょうか? 以下では、メリットとデメリットの両方から、ユニット型特養の特徴をお伝えします。

メリット

・入居者に合わせて個別にケアをしてもらいやすい
ユニット型特養では、入居者にそれぞれユニット型個室が設けられています。個室があるため、一人ひとりの状況に合わせた個別ケアがしやすい点は大きなメリットです。また、プライバシーを保護しやすく、入居者の生活リズムや性格に合わせた暮らし方ができます。

一方で、コミュニケーションの面も阻害されません。他の入居者とコミュニケーションを取りたい場合は、各居室の前に共有のリビングスペースを利用でき、ストレスも軽減できます。

・比較的新しい建物であることが多い
ユニット型特養は近年始まった新しいスタイルの介護サービスです。施設の設計や間取りに条件があるため、専用の建物が必要になることが多く、必然的に新しい建物であるケースが一般的です。最新の設備によって、快適な空間が期待できます。一方で、従来型の介護施設の場合、建物が古くなっているケースが少なくありません。

・個室があるため、家族が訪問しやすい
複数人が共同で過ごすタイプの介護施設の場合、ほかの入居者に気を使って家族が訪問を遠慮してしまうことがあります。ユニット型特養は、入居者ごとに個室が用意されているため、気兼ねなく訪問できるのが魅力です。入居したご家族の様子を頻繁に確認したい場合に適しています。

・スタッフが顔なじみになり関係を構築しやすい
ユニット型特養では、入居者に対し専任のスタッフが配属されます。日勤から夜間のスタッフに引き継ぐ体勢が一般的です。夜勤のスタッフは、主に睡眠のケアを行います。少ないスタッフが入居者に付き添うことから、スタッフと入居者の間で良好な関係を構築しやすい点が特徴です。介護生活の中で、スタッフが入居者にとって家族のような存在になるケースもあります。

また、この点は介護職員にとっても人気です。入居者としっかりと関係性を構築しながら仕事を行うため、食事や入浴介助などでも手厚い対応が期待できます。介護士やケアマネジャーにとっても働きやすい職場として評価が高く、定着率が良いため、転職によって顔なじみのスタッフがいなくなってしまうようなケースが少ない点もメリットです。

デメリット

・人間関係のトラブルが発生すると、居心地が悪くなるおそれがある
入居者間のトラブルが原因で退去することになる場合があることは、デメリットとして認識しなくてはなりません。ユニット型特養には、従来型特養と比較して少ない人数が入居しています。それだけに、入居者同士の関係がこじれると修復しにくいのです。

そもそも入居者同士の交流を希望しない場合は、ほかの介護施設も含めて検討すると良いでしょう。
完全個室タイプの有料老人ホームなどでは、施設によっては交流がほとんどない場合もあります。事前に施設に問い合わせてみましょう。

・従来型特養と比較して費用が割高になりやすい
特養は公的施設のため社会福祉法人など民間の介護施設よりも費用は低くなることが一般的です。ただし、ユニット型特養は原則個室のため、従来型特養よりも費用は高くなる傾向にあります。施設によって金額は異なるが、従来型個室よりも5万円ほど差が出るケースも少なくありません。初期費用や月額利用料が安い民間施設とあまり変わらない場合もあるため、費用の面では民間施設も比較対象となります。

ユニット型特養が入居待ち状態の場合どうする?

ユニット型特養は上述したメリットがある一方で人気が高く、入居待ちになることも少なくありません。他の選択肢や空きを待つ方法を用意しておきましょう。以下では、ユニット型特養が入居待ち状態担っている場合の対策をご紹介します。

地域包括支援センターに相談する

自治体の介護保険課などに相談していると、地域包括支援センターへの問い合わせを案内されることが少なくありません。地域包括支援センターでは介護支援も行っており、介護施設を探ししている方をサポートしています。相談することで、入居者に合った介護サービスを提供する施設を見つけやすくなるでしょう。また、特養の空き状況には地域差があり、個人で各地の施設の空き状況を正確に把握するのは困難です。地域包括支援センターのネットワークを使えば、入居できる特養が見つかる場合があります。

ショートステイを利用する

数日から1週間程度の短期で入所できる施設があります。こうしたショートステイを細かく利用すれば、家族にかかる介護への負担を軽減しやすいでしょう。少し期間が経てばユニット型特養の空きが期待できる場合は、こうしたショートステイで空きを待つこともできます。

有料老人ホームの入居を検討する

料金を抑えたい場合は、初期費用を抑えた介護付き有料老人ホームという選択肢があります。介護付き有料老人ホームとは、入居者が心身の健康を保ちながら暮らす体制が整った、高齢者向けの住まいのことです。

介護付き有料老人ホームの中でも、特におすすめなのが「イリーゼ」です。「イリーゼ」は全国展開しており、100以上の施設を運営している実績を持っています。施設には介護スタッフが24時間365日常駐しており、安心・安全な介護サービスを提供しています。

(注)施設は介護付有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅を合計したものです。

料金面でユニット型特養への入居が困難な場合におすすめしたいのが、「イリーゼ」の入居費が無料のプランです。「イリーゼ」の介護付き有料老人ホームは、全施設に入居金0円プランが用意されています。高い入居率をキープすることでお手頃価格での運営を実現しました。入居金だけではなく、月額についても最低13万円から探せるため、継続的な支払いをなるべく安く抑えたい場合もお問い合わせください。

(注)職員体制は施設により異なります。詳しくはフリーダイヤルよりお問い合わせください。

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ユニット型特養のメリットとデメリットを踏まえて柔軟に検討しましょう

新しいタイプの介護スタイルであるユニット型特養について解説しました。個室や専任スタッフといったメリットがある一方で、他の入居者様との関係構築や費用の問題もあるため、すべてのケースにおいて最適というわけではありません。また、人気からすぐに入居できない場合もあるため、他の選択肢を含めて柔軟に検討することをおすすめします。選択肢のひとつとして、介護付き有料老人ホームを加えてはいかがでしょうか。「イリーゼ」では、ユニット型特養に入居待ちしている方からのご相談もお待ちしております。

※本記事の内容は、公的機関の掲出物ではありません。記事掲載日時点の情報に基づき作成しておりますが、最新の情報を保証するものではございません。

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